ネットや店舗の写真屋さんなどで写真をプリントするとき、
日付を好きな位置に流し込んでくれることがあります。
(大抵右下とかですが。)
またデジカメによっては写真に日付を入れ込む機能もあります。
しかし、元の写真は日付を入れたくない。
でもプリントするときは日付を入れたい、ということもあるかと思います。
これをIrfanViewで一挙に行う方法をご紹介します。(IrfanView 4.44 64bitで確認)
仕上がりイメージ
元の画像
仕上がり
irfanviewで一枚一枚、範囲選択、文字列の流し込みを手作業でやるとかなり面倒になってきます。
これを同じフォルダ内の色々なサイズのイメージにまとめて適用します。
手順
- 最初に... 一括変換を選択(またはBキーをおす)
- 一括変換 設定画面
ここで対象のファイルを選んで右下に「追加」し、出力先を「保存フォルダ」の欄に設定し、丸印をつけた項目を設定しています。
- ②出力画像のjpeg圧縮率を設定、(95あたり)
- ③一括変換の詳細設定
リサイズと文字列の追加にチェックします。リサイズについては後述しています。
- 文字の流し込みの設定
この設定の画像を参考に基点を右下にして、文字の幅、高さ、フォントなどを設定します。
テキストのところに、好きな文字列を入れたり、Exifに入っている撮影日付を自動で流し込めます。
$E36867(%Y/%m/%d %H:%M) と入れれば→2020/09/07 14:34
$E36867(%Y/%m/%d) と入れれば→2020/09/07
等、exifに格納されている情報なら、なんでも入れ込むことが可能です。詳しくはヘルプ参照。
ポイント
リサイズ
1600 x 1200とかにしておきます。
最初にリサイズを通して、すべての画像を同じサイズに統一します。
これをしないと、様々なサイズの画像が混ざっていた場合に、
文字の大きさ、位置が不揃いになってしまいます。
(文字を入れる座標、文字のスペースとフォントサイズだけ固定されるためです。
実際にリサイズを外して複数のサイズの画像で実行してみると違いがわかると思います。)
また長辺を1600などにした理由については下記のページが参考になります。
引用 ( https://camera-beginner.sakura.ne.jp/wp/?p=432 ) wise cameraさんのブログより
日付を入れてL版 300dpiなどできれいに印刷するなら
横1500ピクセル×縦1050ピクセルで約157万画素(1500×1050=1575000)必要なことになります。
もし写真のサイズがすべて同じであれば、IrfanViewではリサイズせずに文字のサイズと位置合わせだけしておけばOKです。
文字を黒文字で囲いたい。
「アウトライン」オプションが表示されない場合。
「テキストの挿入」画面で「テキストにアンチエイリアス処理を行う」をクリックしたのち、[Tab]キーを押し、続いてスペースキーを押します。
すると「アウトライン」が選択できます。
(おそらくこれはバグだと思います)
以上です。