Chromebookからのネットワーク印刷設定で困ること?
2020年12月からChromebookのクラウドプリントというものが使えなくなり、ネイティブ印刷に移行するようになりました。しかし、このネイティブ印刷の設定がWindowsとかmacと比べて難有りといってもいいかもしれません。
私の愛用している2008年発売のレーザープリンターFuji Xerox Docuprint 2020ですが、これはBrother社のOEM品だそうなんですね。あるサイトによるとBrotherとNECとFuji Xeroxのものはともに同じモデルをロゴだけ変えて出してるそうです。これはネットワークプリントに対応していてLANポート(10/100Base)とUSB 2.0ポートを備えてます。
そして今までWindows 7/8.1/10と順調に使えていて、さらに言えばWindows AirPrintのソフトでWindowsを介してiosのipadなどからも印刷可能でした。
しかしここへ来てふとChromebook Acer Spin 13(ChromOS 97.0.4692.77)からの印刷ができないことに気づきました。
症状としては、Chromebookからプリンタの名前は検出されているのだけど、その先"プリンタの保存"や"プリンタからの出力"が進まないという状況です。
ここでは、その対処法を述べていきます。
前提としてこのプリンタは静的なローカルipアドレス(192.168...というもの)を割ふってありLANケーブルで無線のアクセスポイントに物理的に繋がってます。
次の画像で示すように、プリンタは「FX Docuprint 2020」と出ていますが、右に「設定」が出てます。
"検出されたプリンタをプロフィールに保存するか、新しいプリンタを追加してください"となります。
プリンタ名の右はじの「設定」をクリックすると次の画像のようになります。
"FX Docuprint 2020を自動的に設定できませんでした。プリンタの詳細設定を指定してください。"となります。
方法その1. メーカー、機種のbrother HL-2170Wを選択。追加を押す。
方法その2.プリンタが保存されたら右はじの「・・・」をクリック、「編集」をクリック。
方法その3.プリンタの編集画面で「キュー」の項目を「ipp」という文字列にする。
これで試しにブラウザから印刷を選ぶと、プリンタ名に緑のマークが付き出力されました。
もし、古いネットワークプリンタでChromebookから出力したいが認識されない場合、そのプリンタがOEMとして他社で出されていないか確認してみると良いかもしれません。
また今回さらなる手がかりとなったのは、取扱説明書の中にWindows Vista向けのネットワーク設定の項目があり、「http://printer_ip_adress:631/ipp」で共有プリンタを設定できるとの記載でした。もし、お持ちの古いネットワークプリンタの取説がメーカーサイトで見つかれば、そんなところをチェックしてみるとヒントがあるかもしれません。
普通印刷キューは"ipp"とか"ipp/print"とかの場合が多いようです。
参考
過去の価格.comのニュースページ。
新製品ニュース 富士ゼロックス、プリンタ「DocuPrint 2020」
2008年10月6日 16:20掲載
富士ゼロックスは、A4対応モノクロレーザープリンタの新モデル「DocuPrint 2020」を10月16日より発売する。
毎分21枚の高速印刷が可能。ネットワークインタフェースやUSB2.0端子を備え、次世代インターネットプロトコル「IPv6」にも対応する。
また、3色のLEDパネルを搭載し、トナーカートリッジやドラムユニットの交換時期、用紙切れなどの状態を表示可能。消耗品の交換や用紙補給などが前面から操作を行える。最大250枚給紙可能な用紙トレイや厚紙まで給紙が可能な手差しトレイの2種類の給紙口を装備する。
本体価格は39,800円。